2014/10/15
vol.4
素朴な疑問
鉄道の線路に砂利が敷いている理由
線路を見ていたら砂利が敷いてあると思います。なんで砂利を敷いてあるんだろう?
って思いますよね。この砂利は線路にとって重要な役割を担っているんです。
まず線路の構造は土の上に砂利(バラスト)を敷いてその上に枕木とレールがのっています。
なぜわざわざ土の上に直接枕木とレールをおかずに砂利を敷くかというと土の上に直接、枕木とレールを乗せたとします。この枕木には車両の重みがかかっていきますので土のめり込んでいきます。その下の土の強度の違いによって 沈下の度合いがかわってきます。そうするとレールはゆがんだものになってしまい脱線などの事故をおこしてしまいます。
砂利は25cm~50cmと列車の通過頻度などにもよりその厚さはちがっております。
砂利を間に入れることでこの砂利が車両の重みや振動を受け止め、砂利と砂利がこすれあうことで
真下にその重みをおとすのではなく、斜めや下にも広く分散して伝わりますので砕石とその下の地面が沈む程度は直接枕木を乗せたものとでは全く違い、また騒音をやわらげるという効果もあります。
砂利を敷くことで水はけもよくなりますので枕木も長持ちます。また線路内への雑草のを防げるというメリットもあります。
また、線路に使われる石は丸っこいものではなく大きな石を砕いてできるもので角ばった石です。
角ばった石は、列車通過の度にこすれあうことで少しずつ角が削れていきます。丸くなって小さくなると振動を受け止める性能も低下しますので定期的に交換されております。
砂利は様々な場所で活用されています