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石を使った料理

古来より石は、弓矢や斧などの猟銃の道具や石包丁、火打石、磨き石といった調理道具に至るまで人類の生活を大いに支えてきました。 現代でも石の利点を生かした調理法が数多くあります。
　①石焼き芋
　②焼き石料理（焼肉、ビビンバ、郷土料理）
　③石釜

①石焼き芋
遠赤外線による調理法、低い温度を保ちつつ素材の中まで温めることができる。サツマイモの本来の甘さを引き立てる。
（糖度はレンジ調理の3.5倍！）
屋台で売っているようなあま～い石焼き芋が家庭で楽しめます。

【準備】
蒸しても割れない丸石・・・よく洗い熱湯消毒しておいて下さい
鍋・・・空焚きできる無水鍋か捨ててもよい鍋
サツマイモ・・・他にもジャガイモや玉ねぎなど色々試してみてもおもしろいですよ

【作り方】
鍋に石を敷き、くぼみを作ってサツマイモを入れる
ふたをして40～50分、ことこと火にかけるだけ
※10分ごとに、サツマイモを返すと均等に火が入ります
注意事項：あまりふたを開けすぎると、中まで火が通らないことも（熱が逃げちゃう？）
石も鍋も熱くなりますのでやけどに注意してください。


②焼き石料理
石自体を調理器具にしたもの。鉄板のような（それ以上の）保温効果と遠赤外線による調理ができます。
よく洗った石をアルミホイルに包み火にくべることで焼き石は作れるのでアウトドアの際には重宝するかも！
山形に「わっぱ汁」という郷土料理があります。わっぱ（入れ物）に魚と水を入れ、その中に熱した小石を投入して煮るという料理です。


②石釜
自分で作るオーブンですね。ピザやパンをはじめミートローフやパエリアなどのごちそうも作れます。
また火が消えた後も、燻製料理を楽しめます。
石釜の石はレンガや大谷石、河原の大きな石などを利用します。窯を作るには１～２日はセメントを固めるために必要です。